就職や転職の面接時に聞かれるのが「なにか質問はありますか?」といった逆質問です。
逆質問に対してなにも質問しないと「うちの会社にあまり興味がないのかな?」「やる気を感じられない」とマイナス評価になってしまいます。
かといって「的外れな質問をしたくない」「どんな質問したらいいのかわからない」と不安ですよね。
本記事ではどんな面接でも使える逆質問を5つ記載しています。
ご参考になれば幸いです。
逆質問のNGな4つの例
調べればすぐにわかることを質問する
- 「従業員数は何名ですか?」
- 「企業理念を教えてください」
- 「主要取引先を教えてください」
- 「どのような製品(サービス)を取り扱っていますか」
上記の質問は会社のホームページを見れば書いてあることが大半です。
その確認を怠っていると面接官にも判断されてしまい、マイナス評価につながってしまいます。
どうしても質問したい場合は、ホームページを確認した上でさらに深掘りした質問をしましょう。
面接官がすでに話した内容を質問する
面接の際には面接官から企業理念、事業内容、募集してい職種(業種)の説明があります。
1度説明を受けた内容の一部を再確認するような質問はぜったいに止めておきましょう。
面接官から「ちゃんと話を聞いていたのかな」と思われても仕方ありません。
受けた説明に対して再確認したいのであれば、認識があっているかの確認、または深掘りした質問にしましょう。
給与、賞与、年間休日、テレワーク等を質問する
「どれくらい給与がもらえるのか」
「夏と冬、ちゃんと賞与はでるのか」
「年間休日はどれくらいあるんだろう」
もらえるお金や待遇に関わることなので、気になる人がほとんどです。
しかし自身の待遇を質問するのはやめておきましょう。
自身が働く理由が入社後の働き方ではなく、お金や待遇を重視していると思われるからです。
面接官の立場から見ても良い気分はしないでしょう。
またコロナ渦なのでテレワークを導入している企業もあるでしょう。
家で仕事をできる環境は理想である反面、わからない点を対面で聞けないのがデメリット。
1人で仕事ができる(自走)能力が前提であるかどうかの確認はしても良いでしょう。
(新卒の人は1人立ちするまで時間を要するため、聞かない方がいいかもしれません)
自信がなく企業に依存するかのような質問する
「未経験ですが、御社でも大丈夫でしょうか」
「御社で1から勉強させてください」
面接官からすると「そんなんで大丈夫かな?」と不安になってしまいます。
学校では先生から教えてもらう受動的な環境でしたが、会社は学校ではありません。
わからない業務内容はもちろん教えもらえますが、基本的には自分で考え、自分で動ける能動的な人間が求められます。
たとえ勉強させてもらおうと思っていても、企業に依存するような言動は厳禁です。
入社してから勉強させてもらうではなく、自身の成長が会社の利益となるよう前向きな質問すべきです。
逆質問のGOODな4つの例
具体的な業務内容を質問する
「御社にご縁があった場合、1日の業務の流れを教えていただけますか」
入社前の業務内容はじっさいに働いた経験がなく、イメージを膨らませるしかありません。
上記の質問により働いた時のイメージがより具体的となり、想像と現実のギャップを埋められます。
説明を受けた業務内容の中で気になる点や確認したい点があれば、追加で質問もしやすく面接官にも意欲が伝わります。
私は逆質問の中でいちばんよく利用しています。
逆質問の質問内容が見つからない時にはオススメですよ。
残業時間を質問する(深掘りする)
「平均残業時間を教えていただけますか」
残業時間を聞くだけだとNGな質問ですが、このあとさらに深掘りして質問できるのです。
面接官A「月平均20時間くらいです。弊社では残業時間を減らすべく施策を考えております。」
面接官B「月平均60時間です。忙しいため今回の人員確保の求人となっております」
面接官A、Bはどちらにせよ残業ありきと回答していますよね。
ここまではよくある想定内の回答です。
重要なのはここから下記の質問をしてみましょう。
「残業時間はどのような施策で減らそうとしていますでしょうか?」
回答が具体的内容だと残業時間を減らしていく企業だと安心できますよね。
しかし残業が当たり前だと考えていたり、何も施策を考えていないと残業が常態化しているブラック企業の可能性も考えられます。
ブラック企業に入社したくない人には1つの基準となる質問です。

過去の経歴を活かせるか質問する
「いままでの○○の経験(経歴)があり、御社でも活かせると自負しております。他に必要な知識や能力があれば教えていただけますでしょうか」
過去の経歴で得た知識や経験、教訓は無駄になることはまずありません。
仕事をしていくうえでの自己アピールと足りない部分を補う姿勢を伝えられる質問といえます。
ちなみに私の場合は過去の経歴から以下の3つをアピールすることが多いです。
- 現状に満足せず業務改善提案をしてきた
- 開発言語であるLinuxを3年間やってきた
- 依頼された仕事でわからない点はその都度、確認してでも遂行してきた
働く上での壁に当たった時の実体験を質問する
「○○さん(面接官)が御社で働いてきて辛かったこと、どう乗り越えられたのか教えていただけますか」
働いていると何かしら困難や難易度の高い仕事に直面することが往々にしてあります。
窮地に陥った時、どうすれば解決し超えていけるのか、面接官の体験談を聞いておくと働く上でイメージしやすく参考になります。
また応募者があまりしてこない質問なので、印象に残る可能性があります。
まとめ:
- 具体的な業務内容を質問する
- 残業時間を質問する(深掘りする)
- 過去の経歴を活かせるか質問する
- 働く上での壁に当たった時の実体験を質問する
- 調べればすぐにわかることを質問する
- 面接官がすでに話した内容を質問する
- 給与、賞与、年間休日、テレワークの有無有等を質問する
- 自信がなく企業に依存するかのような質問する

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