就職や転職で会社を選べても、上司は選べません。
ソーシャルゲームで例えるならガチャみたいなものです。
上司によって仕事のやりやすさ、成長やストレスも変わってきます。
- 上司だって1人の人間。部下のことを嫌いになるのも自然
- 上司に嫌われると組織では働きづらくなるほど致命的
- 上司に嫌われる勤務態度(4選)
上司だって感情をもった人間なので好き嫌いは必ずある

- 「(仕事なんだら)公私混同するな!」
- 「(仕事に)私情を挟むな!」
誰しも1度はドラマや小説などで1度は見聞きしたことってありますよね。
私も社会人になる前から「私情を抜きにして仕事だと割り切って対応しなきなゃ」と意気込んでいました。
いざ社会に出てみると、どんな職場でも下記のような人種と遭遇します。
- 非協力的な人
- 嫌味な言い方をする人
- いちいち批判的な人
- 傲慢な態度をとる人
あなたにとって都合の悪い人、ストレスの元凶となる人たちです。
たとえ仕事だと割り切っていても、「できれば関わりたくない」と私情が生まれてしまいます。
上司も社会人であると同時に、1人の感情を持った人間です。
仕事をして人間と関わる以上、好き嫌いの感情が生まれるのは当たり前だと言えます。
上司に嫌われると働きづらくなるのは必至

- 「相手が上司だろうと自分の我を貫き通す」
- 「上司から仕事を振られてもやりたい仕事しかしない」
組織に属するサラリーマンの働き方としては、自ら難易度をハードを選択しているようなものです。
なぜかというと上司である以上、あなたより職位が上なんです。
職位が上、つまりあなたよりも裁量権が認められています。
その上司から嫌われてしまうと、デメリットにしかなりません。
- 人事評価において高評価をされにくくなる
- 責任のある仕事を任せられなくなる
- かんたんな仕事しか任せられなくなる
- 仕事を振られなくなる
- 風当たりが強くなる
- 上司と接するのがストレスと感じる
かんたんに言うと、組織内でめちゃくちゃ働きづらくなってしまいます。
長い物に巻かれたほうが、円滑に仕事を進められるのは事実です。
しかし上司にごまをすって好かれようとする必要なんてありません。
私自身も媚びへつらうような働き方はしてこなかったです。
ただしサラリーマンとして嫌われないように注意を払うのは、組織内で働く上での処世術と言えます。
こんな勤務態度だと上司に嫌われれます(4選)

報連相ができていない
個人の能力差は良くも悪くも表面化されてしまいます。
同じ仕事でも1時間で終わらせる人もいれば、3時間かかってしまう人もいます。
小学校の時の徒競走で足が早い子、遅い子が分かるようなものです。
上司が仕事を振るかどうかは、任せる人の能力を見て判断しています。
無茶ぶりをしてくる上司もいますが、今回は割愛します。
「この仕事、〇日以内に頼む」
頼まれた仕事には、必ず期限が設定されていますよね。
任された仕事を期限までに終わらせるのは、社会人として当たり前。
しかし仕事を期限以内に終わらせられない人は、報連相を怠っている場合が多いです。
(報連相=報告・連絡・相談)
期限ギリギリもしくは期限が過ぎてから、上司へ間に合わないと報告してしまうのです。
ひどい人だと上司から仕事の進捗状況を聞かれて、答えている人もいます。
とうぜん、上司はイライラを表情に出したり、語気が強くなります。
「なぜこのタイミングで言うんだ?もっと早くに相談する機会はいくらでもあっただろう!」
同じ現場にいて叱られている現場を何度も見てきました。
「なぜできていないんだ?なんでそれだけしか進めてないんだ?」
上司から激詰めされるあのピリピリした嫌な空気、嫌ですよね。
自業自得なので仕方ありませんが、こうなる前にいくらでも対応できたんですよね。
期限以内に仕事を終わらせられない場合は、もちろん往々にしてあります。
個人の能力、仕事のボリューム、他の仕事との優先順位などの要因があるからです。
私も迫りくる期限に間に合わず、幾度となく冷や汗をかいた経験があります。
上司に期限よりも余裕をもって説明すれば、事なきを得る場合がほとんどでした。
上司からしても期限ギリギリになってから相談され手遅れになってしまいます。
相談が早ければ早いほど対策を講じやすいのは、言うまでもありません。
自己判断で期限に間に合わないようであればすぐに相談しましょう。
コミュニケーションがとれない
「ごめん。ちょっと何言ってるかわからない」
サンドイッチマンばりのツッコミをされた経験はありませんか?
私は自慢ではありませんが、何度もあります。
私の場合、ITエンジニアなので何かしらシステム障害がつきものです。
システム障害が発生すると、現場やエンジニアに大慌てになります。
システム障害がどういう条件下で発生し、どれほど影響するのか、どんな対策すればいいのか上司に説明しなければいけません。
「ごめん。ちょっと何言ってるかわからない」
冒頭のサンドイッチマンの台詞へとつながってしまうわけです。
事象の概要を把握しているのはあなたであって、上司ではありません。
あなたの主観で話しても上司からすると、あたまの中でクエスチョンマーク(?)でいっぱいになってしまいます。
1から説明してわかりやすく、なおかつ端的に伝える必要があります。
こう書くととても難しく「どうすりゃええねん」と思いがちです。
でも意外と簡単なんです。
あら不思議。たった3行で説明が終わってしまいましたね。
いちばん最初に結論を言ってしまいましょう。
枕詞に「先に結論を申し上げると」と付けるのも有効です。
それまでの検証内容や過程をウダウダと伝えても、聞いてる方もしんどいだけです。
聞かれたら答えるレベルの認識であとまわしにしましょう。
人に説明して理解してもらうのが苦手な人はグルグル回りまわって「で、結局、なにが言いたいの?」と言われかねません。
最初に結論を言って補足するように心がけると、相手に伝わりやすくなりますよ。
文句や批判しか言わない
私がサブチーフをしていた時、1人の新卒社員の教育を任されました。
この新卒社員、何かにつけて反抗的な態度だったと記憶しています。
- 上司の指示や命令は絶対
- 上司がシロと言ったらクロであってもシロ
- 上司から仕事を頼まれたら首を縦に振る
古臭い価値観なんて強要していおらず、持ち合わせてもいませんでした。
だからといって、なんでもかんでも拒否して良い理由にはなりません。
新入社員の彼の口からは、文句か批判しか出てこないのです。
まるで子どもの癇癪(かんしゃく)のようで、ひどく疲れます。
感情論で文句や批判するだけなんて、誰にでもできます。
感情論で批判しても、説得力に乏しく誰にも相手にされません。
論理的な理由や数値を付けて代替案や改善案を提案すると、説得力がググンと増します。
数値はウソをつきませんし、根拠となる材料にするにはもってこいです。
仕事をサボる
サラリーマンは決められた就業時間に働く対価として、賃金を得ています。
就業時間中の1分1秒を無駄にせず、しっかり仕事に打ち込みましょう。
仕事をサボるなんて社会人失格です、論外。言語道断です。
な~んて言うつもりは毛頭ありません。
「俺が若いころはよく徹夜したもんだ」
「昔は朝から晩まで仕事したもんだよ」
自分の過去の武勇伝を語るおじさんいますよね。
昔は武勇伝でも今じゃただのブラック企業自慢にしかなりません。
私自身も上記のような働きかたをしているので、問題ないと思っています。
そもそも人間の集中力の限界は90分(大学の講義と同じ)と言われています。
就業時間中(約8時間)、集中力を切らさず働くのは不可能です。
パフォーマンスも下がり続けるのため、生産性も低下してしまいます。
うまく息抜きしながら仕事をするほうが、仕事が捗るのは確かです。
しかし中にはガチで仕事をサボっている人がいるのです。
「え?これ(上記)も息抜きの一環じゃないの?」と思うかもしれません。
やるべき仕事と遊びに費やす時間の割合がおかしいんですよね。
インターネットしようが、スマホをさわろうが、休憩しようが自由です。
しかし、それはやるべき仕事をする(した)上での話です。
たとえば45分仕事をして、15分をインターネットサーフィンするのはOKです。
しかし45分インターネットサーフィンして、15分を仕事するのはおかしいですよね。
「ほぼ遊んでるだけやん」「何しに会社にきてるの?」となりかねません。
もちろん仕事や成果で結果を出していれば、誰からも文句は言われないでしょう。
私が見てきたガチでサボる人は、仕事が完了している人なんて1人もいませんでした。
上司からも当然嫌われ、人事評価にも影響します。
課長職から平社員に降格になってしまった人も私は知っています。
一回り下の後輩社員が課長に昇格し、詰められているの姿を見るのは、いたたまれなかったです。
仕事のできるできないは個人の能力差によるところが大きいです。
仕事ができなくとも今の自分の能力で一生懸命やっているかどうかは周囲に伝わります。
逆に仕事をサボっているなと勘付くのもまた周囲です。
要はやるべき仕事をやった上で息抜きをしましょう。
仕事をやらないでサボっていると、給料泥棒と変わりませんからね。
まとめ:あなたは大丈夫?上司に嫌われる勤務態度(4選)
ここまでの内容をまとめます。
上司から嫌われないようにするには、下記を厳守しましょう。
- 仕事の進捗状況はちくいち報告する
決められた期限までに終わらないようであれば、期限よりも早めに報告します。
早めに相談した方が上司からしても手が打ちやすく、叱られにくいです。
- 先に結論から話し、端的に報告する
それまでの過程や個人の感想など求められていません。
どういった結果になっていて、取るべき手段は何なのか明示します。
- 批判する場合は数値や論理的に話す
文句や批判は誰でも言える感情論です。
感情論で訴えたところで、誰の心にも響きません。
むしろ逆に文句や批判しか言えない奴とレッテルを張られます。
論理的、数値を用いると説得力が増して、納得されやすいです。
- 仕事の息抜きとやるべき仕事の比率を逆転させない
人の集中力は90分が限界と言われています。
仕事の合間に息抜きをほどよくするのは効果的です。
しかし息抜きを主体にするとただのサボりしかなりません。
やるべき仕事を終わらせる(終わらせる段取り)を管理して息抜きします。
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