「生活がぜんぜん豊かにならない」
「長期間、会社に貢献しているのに給与が上がらない」
「貯金をしたいけど年収が低いからどうにかしたい」
給与はなかなか上がらないのに物価は上昇し続けており、生活は苦しくなるばかりです。
会社に居座り続けて昇給・昇進で年収を上げる。
または転職して年収を上げる。
どちらが手っ取り早く年収をあげられるのかをまとめた記事になります。
【結論】年収を手っ取り早く上げたいなら転職すべき
働いていていちばん身近に年収が上がるのは昇給した時です。
会社が決めた時期に人事評価され、基本給が上がり嬉しくない人はいませんよね。
しかし実際の上がった額を見て微妙、少なすぎてガッカリすることも多いのではないでしょうか?
実は大企業の平均でも約5,663円なんです。
1年汗水涙を垂らしてがんばって仕事をしてもこの平均額、実際の額はもっと少ないはずです。
その次に年収が上がるのは昇進です。
ただし昇進するにも一定以上の実績、評価されるまでの期間を要します。
早くても半年~1年、人によっては数年以上もの月日が必要です。
では年収を上げる最後の手段として、転職が年収をいちばん上げやすいのです。
44歳以下の転職者の40%の人が年収が10%以上増えたと回答しているのです。
前職で年収400万だった人が転職後、年収440万と40万円も上がる計算になります。
今の会社で働き続け細かく年収を上げるのも堅実ですが、
年収を上げる手段は③種類
年収を上げる手段①:昇給
会社で一定期間以上、働き続けると昇給の機会があります。
この昇給には『定期昇給』と『ベースアップ昇給』の2種類が存在します。
定期昇給は毎年企業が決めた時期に個人の実績・成果による賃金上昇、ベースアップ昇給は会社の賃金や賃金カーブによる従業員全体的の賃金上昇になります。
「みんなは昇給でいくらぐらい年収が増えているの?」
隣の芝は青いとは言いますが、実際の具体的な金額を知りたいですよね。
日本労働組合総連合会が集計した結果が下記になります。
人数 | 2018年 | 2019年 | 2020年 |
全体 | 5,934円 | 5,997円 | 5,506円 |
300人未満(中小企業) | 4,840円 | 4,765円 | 4,464円 |
300人以上(大企業) | 6,111円 | 6,199円 | 5,663円 |
じつは大企業の平均でも約5,663円、年収で換算すると約67,956円です。
どうです?意外と安くないですか?
そもそも「そんなに上げてもらっていないよ」という方が大半じゃないでしょうか。
ちなみに私もこの前、昇給しましたが驚くなかれ、たったの500円でした。
週間少年ジャンプの2週間分、昼ごはんのワンコイン定食1回分で終了の金額です。(とほほ)
1年間、汗水涙を流して働いた割には、たったこれだけの金額しか上がらないのが今の現状です。
年収を上げる手段②:昇進
昇進とは平社員から主任、主任から係長、係長から課長といった等級が上がることを指します。
昇進には本人の能力、実績、評価の3つがかならず必要となり年収も上がります。
しかし飛び抜けた才能や努力をしたとしても、会社に貢献し評価されるまでの期間が必要です。
早くても6ヶ月~1年、人によっては数年の月日が経ってしまいます。
ちなみに私の職場環境を例にすると、4年で係長になった人もいれば、30年かかって係長になった人もいます。
いかに個人差(能力)によるところが大きいかわかりますよね。
年収を上げる手段②:転職
厚生労働省の発表しているデータによると44歳以下の転職者の4割は年収が増加しているんです。
しかもその年収の上がった金額も前職の1割ほど増加とされています。
増加した | 3割以上 増加 | 1割以上 3割未満 増加 | 1割未満 増加 | 変わらない | 減少した | 3割以上 減少 | 1割以上 3割未満 減少 | 1割未満 減少 | |
総数 | 40.4 | 8.9 | 18.6 | 12.9 | 22.1 | 36.1 | 9.9 | 17.3 | 8.8 |
男 | 38.0 | 8.0 | 18.2 | 11.8 | 23.0 | 37.3 | 11.6 | 17.4 | 8.3 |
女 | 43.6 | 10.2 | 19.2 | 14.3 | 20.7 | 34.5 | 7.6 | 17.3 | 9.6 |
年収500万円の人が転職すると、年収50万円アップの年収550万円になります。
勤続5年10年、長く働いていれば昇進により年収が50万円アップする可能性はあります。
しかしいきなり50万円以上の年収が上昇する機会は転職だけといっても過言ではありません。
私自身もいままで5回転職してきて、3社目から4社目で100万円以上、4社目から5社目で30万円ほど年収が上がりました。(実話)
まぁ、ブラック企業で低賃金、転職エージェントが優秀だったと今となっては思います。
いまの年収に不満がある人はいますぐ転職しなくても良いので、転職エージェントに登録することをオススメしますよ。
- 自分の転職における市場価値がわかる
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- いい転職先がみつかればそのままスムーズに転職可能
年収を手っ取り早く上げるのに転職1択の理由
勤続し続けていればいつかは昇給や昇進で年収が上がります。
ただしそのいつかはすぐには訪れず1ヶ月に1度、半年に1度、下手すると数十年に1度といったペースで個人差や能力差によるところが大きいです。
それだけ長い期間、会社に貢献して上がる額は数千円から数万円。
「時間と対価が割に合わない」
「時間をかけずに年収を上げたい」
いまの年収に不満がある人ならばそう感じてしまいますよね。
Aさんは年収300万円で10年間、勤務し続けて年収330万円に上がったとします。
Aさんは10年間で年収が30万円アップした計算になります。
Bさんは年収300万円で転職して年収330万円になったとします。
Bさんは転職活動の期間のみで年収が30万円アップしたと考えることができます。

つまり10年もの歳月を犠牲にした対価で30万円アップするくらいなら、転職した方がその10年分の年収を先に手に入れられる可能性があるのです。
もちろん転職してかならず年収が上がるわけではありません。
しかし1つの会社に在籍して年収アップを狙うよりも、キャリアアップによる転職で年収を上げるのもひとつの手だと言えます。
まとめ:20代&30代で手っ取り早く年収を上げたいなら昇給・昇進よりも転職1択です。
今回の記事をまとめます。
- 年収を手っ取り早くあげたいなら転職1択
- 昇給・昇進は年収は上がるが個人の能力や実績、期間を要する
- 転職は44歳以下の4割が前職より年収アップ
- 転職は前職の1割(10%)以上、年収が上がる可能性が高い
- 転職はいますぐしなくても転職エージェントに登録することをオススメ
- 現職を続けながら転職することでリスク0、いい転職先があればそのまま転職可能
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