「会社の飲み会に毎週、誘われるけど行きたくない」
「会社の飲み会、ほんとは参加したくないけど断りづらい」
「会社の相手を嫌な気にさせず断りたい」
会社のイベントの1つである『飲み会』。
お酒が飲めない人や、仕事以外で上司や同僚と飲むのが好きではない人にとって苦痛ですよね。
「どうすれば相手に嫌な気にさせずスムーズに飲み会の誘いを断れるのか?」
この記事ではまとめていますので、実践していただければ幸いです。
- 会社の飲み会の断り方
- 会社の飲み会の断る理由
- 会社の飲み会を断るメールの例文
- 断ってOKな飲み会と参加すべき飲み会の違い
参加すべき飲み会と断ってもOKな飲み会との違い

私自身も会社の飲み会には参加したくない派、基本的に断っています。
しかしすべての会社の飲み会を断るのはオススメできません。
仕事を円滑に進めていくため、飲み会によっては断ってしまうと角が立ってしまうこともあるからです。
『できれば参加すべき飲み会』と『断ってもOkな飲み会』の違いは下記のとおり。
- 歓送迎会(歓迎会&送別会)
- 新年会&忘年会
- 定期的な飲み会
- 社内派閥の飲み会(〇〇会)
- プロジェクトの打ち上げ
できれば参加すべき飲み会①:歓送迎会(歓送会&送別会)
仕事は1人ではぜったいにできません。
いままでお世話になった人には「いままでありがとうございました」
これからお世話になる人には「これからよろしくお願いします」
たとえビジネスライクな間柄であったとしても、最低限の義理立ては必要だからです。
歓送迎会くらいは参加しないと、なんて薄情な人なんだとレッテルを貼られてしまう可能性だってあります。
べつに飲み会の話題に入る必要はまったくありません。
ただ参加するだけで参加していたという事実は残り、周囲も見ています。
「こういう飲み会にはちゃんと参加する人」と思われるだけで印象は変わってきます。
できれば参加すべき飲み会②:新年会&忘年会
歓送迎会と考え方は同様です。
忘年会では「1年間、お世話になりました」
新年会では「本年もよろしくお願いいたします」
あいさつを始め節目のイベントには参加しなかった場合、裏でヒソヒソ言われてもおかしくありません。
日常のあいさつでさえ、きちんとできない大人だっているじゃないですか。
そんな人達って裏で「あの人、あいさつさえできないのよ」と言われるんですよ。
年末年始の飲み会も同じ感覚で、参加すべきです。
「忘年会(新年会)くらいは参加したら良かった」と後悔先に立たず。
1年にたった2回(もしくは1回)の飲み会を参加するだけで仕事がしやすくなります。
断ってもOKな飲み会①:定期的な飲み会
私自身も転職してきていろいろな企業を見てきましたが、飲み会をしていない企業はないくらい。
皆で集まって飲みたい人はいつの時代もどの就業場所でも必ずいるものです。
おそらく飲み会の文化(飲みにケーション)はなくなりません。
その飲み会の開催頻度が週に1回、隔週に1回、月に1回等と定期的だった場合、大した話をしておらず参加する必要はありません。
私は参加したことのある定期的な飲み会は、だいたいは生産性や発展性のない理由ばかりでした。
- ただ皆で騒ぎたい
- ただ皆で酒を飲む席を設けたい
- ただ皆に愚痴を発散したい
- 誰と誰が良好or険悪なのか
そもそも会社の方針や事業内容に対して話し合いをするなら、第三者に聞こえてしまう居酒屋等でする話題ではありません。
断ってもOKな飲み会②:社内派閥の飲み会(〇〇会)
会社の規模が大きければ大きいほど「君は○○常務派?それとも△△専務派?」と社内の派閥は存在します。
会社内に社内派閥が存在すると、まるで信仰心が試されるかのような飲み会(○○会)も存在します。
1度でも参加してしまうとその派閥に属する扱いになりますし、参加しなくなると今度は「裏切るの?仕事、振られないよ」と言われたりします。
どの派閥にも属さず中立の立場でいたいのであれば、初めから参加しないのが無難です。
参加しても「〇〇さんはホントにすごいですよね~」「あの案件は〇〇さんのおかげ」と太鼓持ちしか集まらず、そんな話を延々と聞かされる羽目になります。
もはや苦痛と時間の無駄でしかありません。
私自身も中小企業に勤務していた時、特に派閥には関与せず中立の立場で仕事をしていました。
しかし所属していた課のトップが専務だったので、周囲からは専務派だと思われていたようです。
ちなみに専務派か取締役派で分かれていて、圧倒的に取締役派が多かったと後になって知りました。
断ってもOKな飲み会③:プロジェクトの打ち上げ
1つのプロジェクトが終わったからといって、仕事が完全に終わるわけでもありません。
また別のプロジェクトに参画し、次の仕事が走り出すだけです。
「プロジェクトチームが解散していまう前に飲み会を開こう」
プロジェクトが無事に終わった安心感から飲み会を開催する話になります。
ただ参加しても『失敗談』『愚痴』『これからのこと』の3本立ての話題が多いです。
とくに可もなく不可もない話題で時間をとられるため、参加する必要はありません。
会社の飲み会を相手を嫌な気にさせない断り方5選

「今日、飲み会これる~?」
「飲み会、参加するよね~?」
相手が気楽に飲み会を誘っている分、断りづらいですよね。
性格がらNO!といえず渋々、参加している人もいるんじゃないでしょうか。
私自身も断るのが苦手でしたが、参加したくないので主に下記の理由を使っています。
会社の飲み会の断り方①:体調不良だと伝える
「体調が優れないので、今日は帰って寝ます。」
飲み会に参加したくない時、いちばん使われる一般的な理由の1つです。
ただし人によっては「え?大丈夫?どこが悪いの?」と聞かれる場合があります。
「疲れがたまっていて」、「偏頭痛がひどくって」等、答えられるようにしておくと安心です。
あと噓も方便ですが、体調不良っぽい演技だけはしておきましょう。
間違っても半笑いやニヤニヤしながら返答するとウソだとバレてしまいます。
会社の飲み会の断り方②:先約(予定)があると伝える
「友人・恋人・家族と外食する予定があります。」
飲み会のお誘いが1ヶ月前くらいならば、「あ、他の人と予定あるなら仕方ない」と納得してもらいやすいです。
既に先約があるのに「その先約よりも飲み会を優先しろ!」だなんて横暴すぎますからね。
ただし飲み会のお誘いが3ヶ月前以前など、かなり事前に予定されていた場合は要注意。
この理由を使ってしまうと「え?その日はあらかじめ飲み会を誘っていたよね」と言われてしまうかもしれません。
スケジュール調整ができない人と思われてしまいます。
会社の飲み会の断り方③:金欠であると伝える
「ちょっと今月、使い過ぎてしまって金欠なんです。」
私も10年くらい前は欲しいものを我慢できず、買ってしまうことが多かったです。
当時はレザージャケット(7万円)を買ってしまい、本当に金欠で断る理由にしていました。
飲み会の費用は3,000円~5,000円、1食分の外食費用としてはなかなか割高です。
大きな買い物やクレジットカードで分割払いで支払っていた場合、飲み会の費用も捻出できません。
飲み会を誘った側も「じゃあ仕方ない」と諦めやすくなります。
しかし「飲み会の費用、貸してあげるから」「飲み会の費用、だしてあげるから」とごくまれに提案してくる人がいます。
実際に何回か言われているところを見たことありますし、私も言われた経験があるのです。
「お金を出してくださる〇〇さんに悪いですし、私自身もお金の貸し借りはしない派なんで」と全力で断っていました。
会社の飲み会の断り方④:荷物が届くと伝える
「実は今日、(19時~21時の)時間指定で荷物が届くんですよ。」
コロナ禍の影響もあってネットショッピングを利用する人は増えています。
Amazonや楽天市場など、利用していない人を探すのが難しいのではないでしょうか。
(ちなみに私の同僚(64歳)はかならず実店舗で買い物をするそうです。)
荷物が届く=荷物に届く時間帯に家に居ないといけません。
再配送するのも配達員やまた別日に家にいる必要がありコストがかかってしまいますからね。
飲み会を断るにはいちばん無難で言いやすい理由です。
会社の飲み会の断りの方⑤:歯の治療の通院だと伝える
「このあと歯医者の通院日なんですよ」
歯の治療はぜったいに1回じゃ終わらないですよね。
私も根管治療(神経を抜いた歯に細菌が入った)をしていて、計5回以上通院しています。
皮膚科、眼科はといった目に見える箇所で異常をきたしているため、ウソかホントかバレやすいです。
しかし歯は口の中まで確認されることなんてまずありえません。
そのため飲み会を断る理由として納得されやすいといえます。
会社の飲み会を断り方:メールでの例文
飲み会にお誘いいただき、ありがとうございます。
その日は残念ながら〇〇(用事名)が入っており、参加が難しいです。
また次回ありましたら、お誘いいただけますと幸いです。
以上、よろしくお願いいたします。
飲み会にお誘いいただき、ありがとうございます。
たいへん申し訳ございません。
その日は先約が入っており、出席することができません。
私の分までみなさま、楽しんでもらえますと幸いです。
以上、よろしくお願いいたします。
飲み会を強要したり参加しなかったことで、人事評価が下がる会社は転職したほうが良い
「飲み会に参加しないなんてノリ悪いなぁ」
「飲み会に参加せーへんかったら仕事、まわしてもらえなくなるで」
上記は飲み会に参加しなかった時、私が実際に言われた言葉です。
当時は中小企業に勤めていた時期で、飲み会に参加しないと評価が下がってしまうブラック体質の中、働いていました。
仮に会社の就業時間内の飲み会であれば、参加するのも仕方ない気はします。
しかし飲み会はほぼ100%、定時以降に開催されるのが実情です。
- 定時以降のプライベートな時間
- 飲み会代はとうぜん自腹
- 2~3時間拘束
「定時以降になんでお金払ってまで拘束されなあかんねん」
「1分1秒でも早く家に帰りたいんや」
と本気で思っていた(今も思っている)私は、飲み会にはいっさい参加しませんでした。
その結果、上司にも根回しされ誰もやりたがらない仕事や他所の部署の作業を押し付けられました。
自分の仕事は定時以内に終わらせているにも関わらず、暇そうだからという理由だけです。
べつに飲みにケーションの文化を否定するつもりは全くありません。
飲んで騒いで愚痴をはいてストレス発散できるなら、それも1つの手段です。
私はいまの職場に転職して飲み会は断り続けた結果、誘われなくなったぐらいです。
しかし飲み会に参加していないからといって、人事評価にはまったく影響しません。
ちゃんと就業時間での実績や態度などを正当に評価してくれています。
飲み会の参加を強要したり、参加しない人間の評価を下げる企業は辞めた方がいいです。
参加したくもない飲み会に参加せざるを得なくて参加しているのなら、転職を考えるべきです。
まとめ:会社の飲み会に参加したくない!相手を嫌な気分にさせない上手な断り方5選
会社員にとって飲み会はほぼかならずと言って発生するイベントの1つです。
「お酒(アルコール)が苦手」
「貴重なプライベートを費やしたくない」
「仕事仲間と飲みたくない」
人によってさまざまな諸事情があると思います。
しかしそのまま「飲み会に行きたくない」とは面と向かって言いづらいもの。
下記の理由を嘘でもいいので使って角が立たないよう切り抜けましょう。
- 体調不良だと伝える
- 先約(予定)があると伝える
- 金欠であると伝える
- 荷物が届くと伝える
- 歯の治療のため通院があると伝える
会社の飲み会の参加を強要したり、人事評価に影響させるような企業は転職を考えた方がいいです。
あくまで就業時間以内の実績や態度で見るのが本来のあるべき査定だからです。
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