「リクルートエージェントはブラックリストが存在するってホント?」
「求職者の悪質な行為によっては、ブラックリストに入れられることもあるらしいよ」
「ブラックリストに入れられると、サービスの利用ができなくなるらしいよ」
私はいままでリクルートエージェントで2回転職してきました。
1回目は年収100万円アップ、2回目は大手ホワイト企業に転職することができました。
「リクルートエージェントにブラックリストがあるのか?」を確認した記事になります。
リクルートエージェントにブラックリストは存在するの?

結論を先に言うと、ブラックリストは存在しません。
私は実際にリクルートエージェントに登録し、担当エージェントに確認してみたんです。
「え?そんなブラックリストの噂なんてあるんですか?ブラックリストなんて存在しませんよ」と笑いながら教えてくれました。
求職者がブラックリストに入れられることはありませんので、ご安心ください。
ただしリクルートエージェントのサービス規約は厳格に定められています。
規約違反をしてしまうとサービスを停止される可能性は十分にあるので気をつけましょう。
求職者がついついやってしまいそうな禁止事項を紹介していきます。
リクルートエージェントを利用する上でやってはいけない7つの行為

- リクルートエージェントからの連絡に対応しない
- 転職サービスの範囲を超える要望を繰り返す
- リクルートエージェントとの信頼関係が維持できない場合と判断された場合
- ウソや不正確な情報を提供する
- 他の求職者、リクルートエージェント、エージェントを誹謗中傷、侮辱する
- リクルートエージェントから紹介された求人を直接、企業と連絡をとる
- 選考面接をドタキャン、内定受諾後に辞退する
リクルートエージェントからの連絡に対応しない
リクルートエージェントはサービス提供期間を3ヶ月と定められています。
限られた期間の中で結果を出す必要があるため、どうしてもスピード感が求められます。
求職者はエージェントから紹介された求人に対して返信する必要があります。
くれぐれも下記のような対応はしてはいけません。
休憩時間に確認するも仕事が始まると、ついつい忘れてしまいがちで、対応が疎かになりがちです。
そのあと「ご案内した求人はいかがでしょうか」と催促の電話がかかってくるので、そこで対応できれば大丈夫です。
しかしエージェントから繰り返し対応のお願いに対応しないのは、転職する意思がないものと判断されてもおかしくありません。
エージェントからの求人や連絡には、かならず何かしらアクションをしましょう。
転職サービスの範囲を超える要望を繰り返す
あまりにも現実離れした要望は転職サービスの利用範囲を超えています。
転職は求職者のこれまでの経歴や能力で勝ち取るもので、それに見合っていれば問題ありません。
求職者は自分の経歴や能力を客観的に見て、現実離れした要求をしないようにしましょう。
私はリクルートエージェントで前職から年収100万円を上げた転職を成功させました。
しかしそれだけ年収を上げられたのは、前職が300万円未満の薄給だったためです。
私の経験や能力を見ても年収700万円以上、欲しいなんてとても言えませんでした。
いかに自分の市場価値を客観的に見た要望ができるかが大事となります。
リクルートエージェントとの信頼関係が維持できない場合と判断された場合
社会人として生活していく上で、大切なモノは信頼関係です。
数値として表面化されない分、信頼の有無によって仕事が任されるかどうかも変わってきます。
職場でも下記の行為を繰り返すと、周囲からの評価も下がってしまいますよね。
- いつも同じミスを繰り返す
- 自分のミスを認めず謝れない
- 仕事をちゃんとしない
- わからないまま確認せず進めてしまう
リクルートエージェントのエージェントとの信頼関係も同じことが言えます。
報告・連絡・相談は転職エージェントサービスの利用に限らず、社会人として最低限のマナーです。
それすらできないと「ほんとに転職する気あるの?」と思われても仕方ありません。
エージェントと信頼関係が築けないと、求人を紹介してもらえなくなったり、最悪サービス停止にされる可能性だってあります。
ウソや不正確な情報を提供する
履歴書や職務経歴書などはやろうと思えば、いくらでも誤魔化せます。
私だって今まで5社も経験し、空白期間が3年もある過去を消せるものなら消したいと思ったのは何度もあります。
しかしウソや経歴を盛るのは絶対やめましょう。
- 年金手帳に過去の社会保険の加入歴が記載。
- 源泉徴収票に直近の会社名と給与が記載。
- 雇用保険被保険者証に直近の会社名と給与が記載。
- 転職成功後にバレた場合、会社の就業規則によって解雇もありえる。
- リクルートエージェントもサービス停止され再就職の手段として使用不可。
経歴詐称はバレた時のリスクが大きすぎます。
またメンタル的にも「バレたらどうしよう」と後ろめたさに悩まされることになりすよ。
他の求職者、リクルートエージェント、エージェントを誹謗中傷、侮辱する
- 事実に基づいた欠点を指摘
- 「リクルートエージェントで紹介される求人は実務経験がないと、一気に減ってしまうのが残念。」
- 根拠なく人の名誉を傷つける
- 「リクルートエージェントは仲介手数料狙いで、まともな求人を紹介しないクソ会社」
リクルートエージェントから紹介された求人を直接、企業と連絡をとる
転職エージェントは求職者に紹介した求人で内定を受諾すると、企業から成功報酬(年収の30〜35%)を入手することで成立しています。
ではなぜサービスの禁止事項にわざわざ書いているのか?気になりますよね。
転職エージェントを通さず、直接やりとりするメリットが存在するからなんです。
- (求職者)紹介された求人から企業ホームページから直応募し、熱意を伝えられる。
- (企業側)採用決定した時、転職エージェントに支払う成功報酬(コスト)を削減できる。
リクルートエージェントの担当者に聞いたところ、実際に下記の事例があったそうです。
- 企業が求職者を転職エージェント経由で見送り(不採用)通知。
- 企業から求職者に直接、連絡し内定(採用)を通知。
紹介される求人は、リクルートエージェントが企業から獲得した求人案件です。
その求人案件には応募せず、企業のホームページから直応募するのはマナー違反と言えます。
求職者と企業が直接やりとりされてしまうと、転職エージェントには収益が入ってきません。
最終的にはお金(成功報酬)が絡む問題なので、絶対に止めておきましょう。
実は他の転職エージェントサービスで「直応募も1つの手ですよ」と言われたことがあるんです。
その転職エージェントサービスの利用規約には、直応募に関する記載はありませんでした。
しかし、リクルートエージェントは直応募や直接連絡禁止と記載されており、かなり厳格です。
選考面接をドタキャン、内定受諾後に辞退する
リクルートエージェントから紹介される求人数は多く、すべての求人を隅から隅まで目を通すなんて不可能。
ついつい条件面などちゃんと見ていない場合があるんですよね。
私自身も「客先常駐のSESの求人だけは紹介しないでください」と言ったのに、がっつり客先常駐のSES求人を紹介され、応募してから気づくなんて苦い経験がありました。
上記のような行為はすべてアウトです。認められません。
求職者は紹介された求人に対して『応募する』と返信した以上、(基本的に)選考辞退は認められません。
※例外としては内定が出て受諾した場合のみ、応募中の企業の選考辞退が可能です。
内定受諾後の辞退も同様です。
内定を受諾した時点でリクルートエージェントは成功報酬、企業からすると紹介手数料が発生します。
求職者は無料で利用できてしまう分、気付きにくいかもしれません。
しかしリクルートエージェントと企業間で、金銭的な契約条件が成立してしまっているのです。
そのため、内定をもらった企業に入社するかどうかは慎重に決める必要があります。
まとめ:リクルートエージェントにブラックリストはある?サービス利用停止もありえるやってはいけない行為7選。
リクルートエージェントにブラックリストなるものは存在しません。
しかし厳しいサービス規約が定められているので要注意です。
- 連絡を無視しない
- 無茶苦茶な要望を言わない
- 学歴や職務経歴書でウソを記載しない
- 誹謗中傷しない
- 紹介された企業と直接やりとりしない
- 選考をドタキャンしない
- 内定受諾後に辞退しない
ふつうに社会人として生活を送れているならば、禁止行為にはならないはずです。
もしも意図的ではなく理由により行為に及んでしまった場合には、事情を説明し謝罪しましょう。
よっぽど悪質的に繰り返さない限り、大問題にはなりません。
求職者とエージェントは転職成功を達成することがWin-Winとなるので、がんばりましょう。
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