「仕事でミスをしてしまった・・もうダメだ」
「仕事のミスでまた上司から叱られてしまった」
「また(仕事で)失敗してしまうんじゃないか」
誰しも失敗せず仕事を進めたいですよね。
しかし人が作業している以上、ぜったいに失敗はつきものです。
失敗して落ち込むのは仕方がありません。
失敗した時にどう考えると楽になるか本記事を参考にしていただければ幸いです。
- 仕事をミスしてしまった時の考え方
- 仕事をミスしやすい人の3つのパターン
- 仕事をミスしてしまった時の対処方法
仕事の失敗は誰でもするし、失敗しても死ぬことはないので大丈夫です

人は多かれ少なかれかならず失敗してしまいます。
私もメンタルが弱いので仕事をミスしてしまった時、ひどく落ち込むんです。
そんな時だからこそ考えてみて欲しいのです。
仕事で失敗をしても人の命が失われることはありません。
大多数の職種はミスしたところで人命には直結しませんよね。
仕事のミスで人命が失われるのは、医療や介護、建設現場など限られています。
ミスをしても「申し訳ございませんした」と謝罪したり、報告書を書く程度でことは収まります。
いちばんダメなのは、仕事のミスで負の連鎖に陥ってしまうことです。
- 仕事でミスをする
- 落ち込んでしまう
- 「絶対にミスをしたくない」「自分はなんてダメなんだ」と萎縮する
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私は新卒時代、本番稼働しているサーバを停止させてしまったり、請求書の宛先を送り間違えたりと大目玉を喰らってきました。
その都度、落ち込んでしまい、負の連鎖に陥ってさらにミスが増えてしまいました。
つまりなにが言いたいかというと、仕事上のミスをしたところで自身や他人の命まで失われるようなことはないので萎縮せず仕事をすれば大丈夫なんです。
仕事をミスしやすい人の3つのパターン

仕事を経験不足で進めてしまう
新入社員とベテラン社員では新入社員の方がミスする確率が高いです。
ベテラン社員は仕事内容を習熟しており、仕事の流れを把握しているためです。
たとえば会議の議事録の作成を依頼された場合。
すでに議事録をとったことのある人は、下記のように必要な項目を頭の中で確認します。
- 会議の参加者(所属部門・人数・氏名など)
- 議事録のテンプレート(ひな形)をコピーして作成するかどうか
- どの議題の時に誰がどのような発言をしたか
- その発言に対して誰がどういった同意、反論の発言があったか
- その議題はどのような結論に至ったのか
- 次回の会議の議題、日程はいつ
しかし新入社員だとその必要な項目を知らないまま、進めてしまいます。
議事録のテンプレート(ひな形)ではないExcelで提出したり、議事録の発言者が誰かわからないといったミスが発生します。
(私が実際、過去にやってしまった失敗例なんですけどね)
経験のある人(議事録を作成したことのある人)に段取りや、やり方を確認すると解消できます。
仕事を確認不足で進めてしまう
「きっとこうだろう」「こういう認識で合っているだろう」といった思い込みで仕事を進めてしまいがちです。
自身の思い込み(認識)だけで仕事を進めてしまうと、よくミスが発生してしまいます。
ではその確認不足のミスをどうすれば防止できるのか。
普通自動車運転免許を持っている方、教習所で『かもしれない運転』を習いませんでしたか?
・右折待ちで、直進車の動きに対して「思ったより速く進んでいるかもしれない」と判断して、十分な余裕ができるまで右折を待つ。
・見通しの悪いカーブなどで、「対向車が来るかもしれない」と判断して、十分に見通しがよい場所に到達するまで追い越しを行わない。
・前方の車を追走する状態で、「急ブレーキをかけるかもしれない」と判断して、十分な車間距離を確保する。
・深夜や僻地の道路においても、「歩行者が突然現れるかもしれない」と判断して、歩行者がいる前提での運転を行う。
引用:だろう運転wiki
この危険予測『かもしれない運転』、実は仕事でも有効なんです。
「きっとここは〇〇だろう。でも△△かもしれないから確認してみよう」といった具合です。
自身の思い込み(認識)と他人の認識がちゃんと合っているかの確認する手順(ステップ)を踏むだけで確認不足のミスは格段に減らせます。
仕事を同時並行(マルチタスク)で進めてしまう
電話対応をしながら別の資料を作成したり、A社の資料とB社の見積もり作成といった別々の作業を同時にやりがちです。
同時並行(マルチタスク)で仕事を進めてしまうと、「どこまで進めたっけ?どこまで終わったっけ?」と混乱に陥った経験はありませんか?私はよくあります。
仕事を同時並行(マルチタスク)で進めれば効率的だと思われますが、脳には負荷がかかっており実は生産性や記憶力の低下につながっていることが研究結果からわかっています。
同時並行(マルチタスク)という言葉通り、受け取ってはいけません。
『緊急性のある仕事なのか』
『重要性のある仕事なのか』
緊急性が高く、重要度の高い仕事を優先的に進めると解消されます。
こちらの記事にて緊急度と重要度のマトリクス図を用いて説明しています。
仕事をミスで落ち込む時の3つの対処方法
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しっかり反省し同じ失敗を繰り返さないようにする
冒頭にて『人は多かれ少なかれかならず失敗してしまいます。』とは書きました。
しかし2回も3回も同じ失敗を繰り返しては、信頼されなくなってしまいます。
誰からも信頼されなくなってしまうと、仕事を任されなくなる可能性だってあるのです。
- なにが原因でミスとなってしまったのか?(原因)
- 同じミスを繰り返さないためにはどうすればいいのか?(対策)
上記の原因と対策は報告する時、かならず自分の口から説明できなければいけません。
事象:本番環境のサーバをシャットダウンしてしまった。
原因:テスト環境による思い込み、コンピュータ名を確認せず作業を実行してしまったため。
対策:作業前にかならずコンピュータ名を確認し、対象環境であることを確認します。
原因と対策(改善案)さえしっかり答えられれば、それ以上に追及されることは少ないです。
あと1つ注意点。
前回ミスした苦い経験は覚えていても、ミスの詳細は忘れている時があります。
ミスの詳細は備忘録のためにメモ帳やテキスト等で残しておくことをオススメします。
「この作業、前回ミスしてしまったんだよなぁ。どこでミスしたんだっけ?」
「前に書いたメモ帳を見返してみよう」
これで同じ失敗をせずに済みますし、業務の引き継ぎでもミスしやすいポイントを伝えられやすいです。
体を動かし汗をかく
仕事にミスすると陰鬱とした気持ちをなかなか切り替えにくいですよね。
そのミスが大きければ大きいほど、寝ても気持ちが陰鬱な時があります。
落ち込んだ気持ちの解消法としては、体を動かし汗をかくことがいちばんです。
有酸素運動はネガティブな気分を発散させたり、心と体をリラックスさせ、睡眠リズムを整える作業と厚生労働省でも奨励されています。
私はスポーツジムのスタジオプログラム『ボディコンバット』していました。
『ボディコンバット』とはボクシングや空手、ムエタイ等、格闘技の動きを取り入れたエクササイズです。
日常生活で「シュッ!シュッ!」とつぶやきながら、パンチを繰り出すと怪しい人ですよね。
通行人にパンチ、キックを繰り広げると、暴行罪でもれなく逮捕されてしまいます。
ストリートファイトでもしない限り、日常生活においてパンチ&キックする機会なんて無縁なんです。
逆に言えば『ボディコンバット』をする機会があれば非日常を楽しめます。
非日常の体験は落ち込んだ気分(ストレス)解消にもつながります。
あまりお金もかけず、誰にでもできるかんたんな運動だととっつきやすいですよね。
家の中でもお手軽に楽しめるニンテンドースイッチの『フィットボクシング』がオススメです。
フィットボクシングはキックは打てませんが、パンチや体全体を動かせるので爽快感を味わえます。
デスクワークやコロナ禍による在宅勤務で、運動不足になりがちなので一石二鳥ですよ。
すぐに就寝する
仕事でミスをしてしまうと帰宅してからもその気持ちを引きずりがちです。
落ち込んだ状態でテレビを観ていても、内容は頭に入ってきません。
落ち込んだ状態でスマホをポチポチさわっても、気持ちの切り替えはできません。
ついつい惰性でやりがちな時間は、仕事でミスした時ぐらいは止めておきましょう。
少しでも長く睡眠時間に充てた方がより効果的です。
睡眠は人生の3分の1の時間を占めるほど、大切な役割を担っています。
- 脳の休息
- 記憶の定着
- 疲労を回復
- 集中力と作業効率
- 病気に対する抵抗力
- 睡眠不足とストレスの悪循環
気持ちがふさぎ込んだまま、起きておくと眠れない原因にもなってきます。
眠れないと日中の仕事にも支障をきたしてしまいます。
疲れた時と同様、落ち込んだ時もいつもより長い時間、眠るよう心がけましょう。
私もこの前、仕事でミスしてしまった時、21時30分には布団に入って寝たんですよ。
翌朝「そいういえば昨日の件、それほど大したことじゃなかった。」と頭の中がすっきりしました。
「仕事のミスで叱られたから怖い」と出社が億劫になるかもしれません。
しかし人の怒りの持続時間は約2時間が限界、翌朝にまで怒りをもちこせないのでご安心ください。
まとめ:仕事のミスで落ち込む時の考えた方と3つの対処方法
仕事でミスしたらかといって死ぬことはありません。
いちばんダメなのはミスを恐れて萎縮してしまうことです。
萎縮してしまうとミスを繰り返す、負の連鎖につながるのでそれだけは止めておきましょう。
仕事をミスしやすい人の3つのパターンと対策は下記の通り。
仕事をミスしやすい3つのパターン | 対策 |
仕事を経験不足で進めてしまう | 経験のない仕事は経験者に段取り、やり方を確認する |
仕事を確認不足で進めてしまう | 仕事は〇〇だろうといった思い込みで進めず、その都度、確認する |
仕事を同時並行(マルチタスク)で進めてしまう | 同時並行(マルチタスク)は緊急性、重要性の高い仕事を優先的に進めて行く |
仕事をミスして落ち込む時の3つの対処方法は下記の通り。
仕事をミスして落ち込む時の3つの対処方法 | 備考 |
しっかり反省し同じ失敗を繰り返さないようにする | ・なにが原因でミスしてしまったのか ・同じミスをしないためにはどうすればいいのか 上記をメモにとっておき次回作業時の参考にする。 |
体を動かし汗をかく | 頭の中のモヤモヤした思考よりも、 否が応でも体を動かすことをなり終わる頃にはスッキリ |
すぐに就寝する | 落ち込んだ気持ちのまま惰性でテレビやスマホを見るくらいなら その時間を睡眠時間に充てた方が効果的 |
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